色彩の基本理論
トーンが持つイメージ
色を他人と確実に共有するためには、科学的コードなどで表現するのが間違いのない方法ですが、一般的にはそのような専門的なコードは知られていませんし、実用的ではないでしょう。
デザイナーとクライアントのような関係で色彩の共有をはかる際には、一般的に共感できる形容詞が使われます。ただ、これも個人差のあるものなので、表現方法や伝達手法を磨くことは、デザインをする者にとって重要な能力のひとつでしょう。
下図は各トーンのエリアに対する 形容詞的表現の一例です。

例えば、トーン記号Wt(白系)を「軽い」と表現すると 図表下の トーン記号Bk(黒系)に近づくに従って「重い」という表現に近づいていくことを示しています。ですが、そのイメージの増減の加減は個人的感覚によるところが大きいでしょう。
当サイトで使用している「感情」や「印象」を表す言葉は、資料を参考に抽出・作成したものです。異なる感覚を持たれることは 往々にしてあり得ますので、あらかじめ個人的なものであることをおことわり申し上げておきます。
1.淡く薄いトーンの色
明度的には明るい色ですが、明度が高すぎるため鮮やかさが少なく弱々しいイメージの色です。
自己主張の控えめな色なので、背景色になります。柔らかく繊細な表現に向いています。

| ペールトーンが持つイメージ | ロマンチック 初々しい しなやか 女性的な おとなしい やわらかい 軽い デリケートな など |
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2.明快で澄んだトーンの色
暖色系は幼い女の子のイメージ、寒色系は男の子のイメージとして服などに使われるトーンなので、あまり大人っぽい感じには見られない色合いです。若々しく 春を想わせる色と言えるでしょう。

| ライトトーンが持つイメージ | メルヘン調 可愛らしい 無邪気な 甘い 繊細な 和やかな など |
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3.明快で比較的鮮やかなトーンの色
色の明快感は 明度と彩度に左右されます。鮮やかな色の場合には、色相にはほとんど左右されません。快活なトーンは好感を持たれやすいでしょう。
ひとつひとつはそれほど彩度が高くない色のグループですが、互いに響き合うことで 非常に色彩豊かなものになりますので、配色次第で希望を与えるような色合いができるでしょう。

| ビビッドハイトーンが持つイメージ | 明快な 優しい あでやかな カジュアルな 晴れやかな ナチュラルな など |
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4.派手で鮮やかなトーンの色
上述明快な色と一致しますが、派手であるかそうでないかは 彩度に大きく左右されます。
極彩色は開放的で大胆なイメージをもちますが、彩度が高いので場合によっては 品格が落ちる危険性もあります。確かな主張をもったデザインに使うとよいでしょう。

| ビビッドトーンが持つイメージ | 活動的な ダイナミック にぎやかな 派手な 自由な 積極的な スポーティ エキサイティング など |
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5.暗いが比較的鮮やかなトーンの色
明るいトーンではありませんが、彩度は比較的高いので落ち着いて安定した印象を与えることができます。配色的には組み合わせやすい色といえるでしょう。

| ディープトーンが持つイメージ | 落ち着いた 格調高い 理知的な 古典的な 気高い フォーマルな など |
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6.中間的で濁ったトーンの色
彩度が落ちると色が濁ってきますので、地味な印象を与えます。中間的で無性格なトーンとも言えるでしょう。
使い方次第では 粋を感じさせてくれる色です。鮮やかな色の中にあると、かえってよく目立つ色です。

| ダルトーンが持つイメージ | 濁った 地味な 閑静な 渋い 質素な 枯れた シックな など |
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7.暗く濁ったトーンの色
落ち着いた大人の雰囲気のするトーンです。
強いトーンですから、イメージにあった使い方が重要です。
ただし、暗い濁ったトーンは 重く、硬く、陰気に見えますので、マイナスイメージも強いです。人に不快感を与える色になりかねませんので 性質をよく理解して使用するべきです。

| ダークグレイッシュトーンが持つイメージ | 老いた 伝統的な 重厚な 堅実な 保守的な など |
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