色名とサンプル

茶・ベージュ系統

 色名とサンプル色を列記しました。サンプル色の表記は、参考文献のCMYK値をパソコン上で再現し、できた色のHTML用16進数を取ったものです。あくまでもご参考としてご利用ください。

 茶色は赤、橙、黄色系統の色が濁った色です。色彩科学上は基本色ではありません。オレンジ・橙が暗くなり鮮やかさを失った色である、というだけですが、生活文化の中では欠かせない色となっています。そのため、オレンジ色相内の一色としてではなく、独立した色系統として扱われることが多いです。そもそも日本人にとっては、鼠色とともに馴染みの深い色であり、また自然を表す色でもあります。そのため、ファッションやインテリアのカラーとして定番色であり、身の回りの多くの物に浸透している色彩です。
 
 中国では茶は下賤な色として 茶は人が喜ばない色であったようです。それほどありふれた色であった、ということです。一方 日本の粋人は、茶をシックな色であるとして古くから採り入れ流行らせました。

ベージュ

 ベージュという色名はフランス語で、生のままの糸や布の状態を指す言葉です。そもそもは生の絹の未漂白・未染色の状態の色をいったそうですが、今では未加工の素材の色ではなく、着色された特定の色系統のことをいうようになりました。
 洋の東西を問わず、金ぴかと極彩色の文化の果てに、加工されていない素材そのままの美に行き着く過程は変わりがないようです。日本でも、足利義満が金ぴか豪華絢爛な金閣を建てたそのあとに、足利義政が枯れた素木のままのベージュ色で銀閣を作った、という 美意識の変遷・経過が見られます。

 ベージュもまた自然色として人気の高い色です。茶系統やオリーブ系統の色を 明るく薄くするとベージュになります。心理的な抵抗感がなく、品格があり、優しい感じのする色です。

1.弁柄色(べんがらいろ)テラコッタ
2.ベージュ
3.香色
4.茶色 ブラウン
5.海老茶 テラローザ
6.褐色 マホガニー・ブラウン
7.砥の粉色 ピーチ・ベージュ
8.朽葉色 ロー・アンバー
9.樺色 樺茶
10.栗皮色 バーンド・アンバー
11.焦茶 セピア
12.亜麻色 フラックス

◆ それぞれの色にまつわる楽しいエピソードや基礎知識はこちらから
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