WEBの色彩デザイン
Web上の色
Web上の色は 基本的な理論は 前述 「色彩の基本理論」項目の色彩学と同じですが、WEBならではの注意事項があります。ここでは パソコン上でデータを作る、あるいは WEBサイトを制作する、という状況を想定して色の使い方についてまとめていきます。
ディスプレイで見る色
パソコンのモニタは現在多くが液晶ディスプレイになっています。私たちが見ているディスプレイ上の色というのは、ガラス面の蛍光塗料に光が当たり、発色している蛍光色です。この色は色光(しきこう)としての輝きを持っているので、生き生きとしたものに見せることができます。
しかし、印刷物とは違い 目への負担も考えなければなりません。
白い背景でも紙のの白さではなく、蛍光灯の白さとなるので 少しでも明度を下げて見せる配慮が必要となります。このサイトでは、白の上に乗る文字の色味をおさえて 疲れを軽減できるよう心がけています。
Webセーフカラーとは
Webセーフカラーとは、1994年にNetscapeが、WindowsとMacintoshの両環境で ほぼ同じように表示される色として提案した 216色のことです。
PCブラウザは 色を正しく表現するためにシステムパレットというものを参照しています。もしシステムパレットにない色が指定されていると、色の置き換え(=カラーシフト・色化け)が発生し、制作者が意図しない色が表示される場合があります。
そのため、どのような環境においても必ず表示できるように 必要最低限の216色が Webセーフカラーとしてが定められました。
最近は OSやブラウザが進化し、軽視されがちではありますが、
・ ユーザーの閲覧環境は様々であること
・ 携帯サイトの場合、再現できる色味が限られること
などの理由から、いまだ Webセーフカラーを全く無視したサイト制作は避けるべきであるといわれています。
Webセーフカラーに囚われるのではなく、テキストや目立たせたい箇所など、どんな環境でも大差なく表示したい場所に 上手くWebセーフカラーを使用すると良いと思います。

Webサイトの色の決め方
Webページを開いて最初に入ってくる情報は、文字の内容ではなく「色」です。
色は 人間の感情に訴えかける力があるので、サイトカラーが目に飛び込んだ瞬間、すでに ユーザーに何らかの印象なり情報なりを伝えているのです。
当サイト「色彩の基本理論」の項で簡潔に触れているような、色についての基本的理論や 色・トーン・配色などが持つイメージなど理解した上で色彩プランを練らないと、本来伝えたい印象や情報が ユーザーに正しく伝わらないことになりかねません。
色彩デザインの手順
同じ色から受けるイメージ、また 同じイメージを表す色味、これは十人十色です。
個人の好みや感覚だけで配色を施すことができる環境なら 他人との整合性をとる必要はありませんが、何かしらのメッセージ性を持ったものである場合などのように、多少なりとも公の場に出る色彩には、色彩理論に基づいた 論理的デザインを行う必要があります。
たとえば、
・ 色が持つイメージから テーマカラー1色を決める
・ CCIC/PCCSトーンを用い イメージを表す言葉と色を結びつける
・ 発信対象となるユーザー層に向いた 色やトーンを選ぶ
・ キーカラーを決めて、イメージを具現化する
・ やみくもに色数が増えないよう絞り込んだ配色を心がける
これらの手順を論理的にふんで、色彩デザインを施すと良いでしょう。
