CSS概要編
-4 構造と見栄えの分離
構造と見栄えの分離の考え方
Web標準ページ制作にあたり「構造と見栄えの分離」という考え方が必要となります。
「構造」とは、コンピュータープログラムに情報を伝えるマシン・アプローチで、XHTMLなどの構造言語で正しい記述をすることです。
「見栄え」とは、視覚表現を駆使した 見やすく、わかりやすい情報を提供するヒューマン・アプローチで、主にCSSなどの表現言語での装飾を施していくことです。
これは ひとつのサイトを 「コンピュータープログラムのための(X)HTML、人間の感情のためのCSS」というように分離した形で捉えるということです。
これを混同し、(X)HTMLで視覚的な表現をしてしまうと コンピュータープログラムが上手く解釈できず、アクセシビリティ・ユーザビリティの悪いサイトになってしまうわけです。
分離構造のメリット
最近話題のブログは Web標準に準拠した形式で作成されているものが大半です。
(X)HTMLやCSSの技術を持ち合わせていない初心者でも、正しい構造のページを作成することができるので、旧バージョンのブラウザでも またテキストブラウザ、音声ブラウザなどでも等しく情報を受信することができます。
検索エンジンに上位表示させるSEO対策上も非常に有利なのでメリットは多大です。
このように 制作側、利用側双方に意識されない形で 「構造と見栄え(デザイン)の分離」は進んでいるといえます。
構造はそのままに、見栄えのみを手軽に変更できるCSSレイアウトの可変性は、そのままメンテナンス性の向上にも繋がります。
加えてファイルサイズの縮小にもなり サーバー負担は軽減され、ユーザーのダウンロード時間も向上する、等のメリットも挙げられます。
またCSSの大きなメリットとしてもうひとつ言えることは、作成したサイトを 携帯電話、WebTV、PDA、その他音声ブラウザなどの特殊な媒体などに簡単に対応させることができるという点です。
インターネットが Webブラウザを越えて様々なメディアで利用されつつあるというメディアやユーザーの幅の広がりを考えると、早急に対応が必要と言えます。